GZ Journal <広州日記>

中国広州への赴任準備、任地での生活での気付き・備忘録

日本との連絡手段の確保

你好!!

中国生活に必要な情報をご紹介しています。

 

今回は「日本との連絡手段」についてです。

赴任するにあたりまず第一に準備したいのが自分の家族との連絡手段ですね。
通話・データ通信とも対応し、且つ冗長性確保のため、多方面作戦!で考えたいところです。
自分の会社の赴任者に聞いたところ、ここまでやっている人はあまりいなかった・・・というお話。

一番手っ取り早いのは国際電話ですが、通話コストも高く、最新の通信事情を考えれば当然インターネットを使った連絡手段が第一候補となります。
屋内などで外で活動しない場合には電話よりもメッセンジャーアプリの通話機能のほうが音質が良い事もありますが、ここではWechatなどもメッセンジャーアプリを使用することを全体としたインフラとして以下の3つの方法をご紹介。
(組み合わせての活用が効果的です。と言うよりも組み合わせが必要と考えています。)

・香港SIMの購入
・VPNの契約
・自前でパソコン持込

中国の場合、中国側で提供されるサービスは基本的に見られていますのでなんとなく気持ち悪い。いわゆる政治的な悪口・お上への反抗と思われるようなことさえしなければ日常生活ではなにも問題はないと聞いていますが、やはり検閲のない、通信の秘密は確保したいということで上記3つをベースに用意しています。

・香港SIM
香港SIMといわれるものは、香港で販売されているSIMを購入し大陸側でローミングで使用するものです。検索するとたくさん出てきますね。
中国の現地法人でも電話が支給され、国際電話で日本と連絡を取ることは出来ますが
これも基本的には当局によって「聞くことができる」電話回線になるわけで、
非常用の意味も含めて香港SIMを購入してスタンバイさせています。
(基本的に使わなければ維持コストはきわめて低い。)
自分は実験したいこともあったので2社のSIMを購入しました。
通話できるSIMでは定期的にチャージすればずっと電話番号を維持できるのは良いと思います。
維持するだけなら、3ヶ月に100元(1600~1700円)、年間で7000~8000円です。
中国大陸に入る前に事前に購入して用意しておきたい一枚。

2021年現在では販売されているSIMで追加のチャージができないタイプも散見されるのでよくチェックしてから買いましょう。問い合わせをしてからの方が良いかもしれません。

・VPN
日本や欧米発祥のネットサービスを使いたい場合には必要になるのがVPN。
Googleの検索サービスやその他海外系のクラウドサービス系が軒並みブロックされており
これらを利用するためにに、VPNを使って中国から外に出る必要があります。
Andriod系の端末は中国に入ったとたん、Google Playに接続ができなくなりますからアプリのアップデートも出来ません。
VPN経由でなくても各種サービスは利用できるケースもありますが、
アプリのアップデートがされないと利用できなくなる場面になったら、THE ENDです。
iPhoneの場合はアップデートはVPN経由でなくても可能ですから心配はありません。
よってiPhoneで無い方は必須サービスとなります。
私は2社のサービスを契約しました。サービスはいろいろありますが、年間で5000円~12000円程度が目安。


・パソコン
会社支給のPCの私的利用はNGなので自宅で使うためのパソコンを1台用意しました。
中国でもPCを買うことは出来ますがWindowsが中国専用版で、検閲システムに対応済みのものとなっており、また中国語環境から日本語に変更できないケースがあります。
日本で調達して持ってくるのがベターです。

PCにLINE、Skype等をインストールし、VPNを介してメールもメッセンジャーも出来るようにしています。またVPNで自宅のネットワークにもアクセスできるようにして利便性を維持しています。
ただし、スマホなどのように持ち歩けるわけではないのでチャットアプリを使うにしても場所は固定されますね。
私見ですが大きな画面で作業ができるという視点で考えてもやっぱりパソコン最低一台は必要だなと思います。
中華系サービスを利用しつつ、上記の香港SIMでのテザリングVPNと組み合わせてちょこちょこと日本のサービスにアクセスしたりしています。

VPNについては多くの方が発信されていますが、年々日に日に規制が厳しくなっているようです。
赴任から早数ヶ月で、使えないシーンに直面することも多くなってきました。
赴任される方で危ない情報をやりとりされている方はいないと思いますが、正規のサービスも規制されてしまうことを考慮すると、当局に「ウォッチされない」連絡手段をいくつか用意されることをお勧めします。

それではまた!再見!

中国赴任準備はデッドラインをしっかり管理!

中国赴任に限った話ではないですが、海外赴任になる方の多くは、内示を受けてから実際の赴任日までに時間的な余裕があるというケースは少ないと思います。

■現地側、国内側いずれもやることてんこ盛り
大きく分けて二つ。
1.赴任先の拠点ではビザ取得に向けた受け入れ準備があり
2.今ご自身のいる日本では不在になるための準備が発生しますね。
これに加えて多くの方は送別会や壮行会が企画されることと思います。
公私の両方で準備が必要となり、時間制約も多くなりますから、結構余裕がありません。

blog.gzjournal.net


でもご紹介していますが、いくつもの手続きを完了させるために準備する書類も多数あり、それらの関連付けも含めてオンタイムで進んでいるのかをきちんと把握していく必要があります。

■でもそこまで高度なスケジュール管理手法は不要
と、ここまで「大変ですよ~」と(実際に大変でしたけど)脅かしておいて「さぁ、どうする?」となるわけですが、特別な手法を使って管理するわけではありません。

エクセルでやることのリストと時間軸をマトリックスで管理すればOKです。
縦軸にやることをリストアップし、横軸に時間を記載して、各項目の期日をはっきりさせることができます。
やることのリスト化ですが、ある程度類似・関連する案件は「群」で管理しておくほうがよいので、現状の業務、赴任の手続き、日本側の退去準備、個人の予定などに分類して記載しておき、新たな案件が出てきたら追記していけば記載漏れもなくなりますね。
あとはチェック欄も作っておいて終わったところに色付けをしたり、チェックマークを入れれば進捗状況も把握できると・・・。
(記入事例は後日アップロードしたいと思います。)

■私の場合
私のケースは国内で単身赴任期間中の海外赴任内示でしたので、準備期間中は国内の赴任先と自宅と本社を行ったりきたりする必要がありかなり綿密にスケジューリングをすることが必要でした。

一例ですが、引越しの荷物引取りなどは、出発の近づいたタイミングにならなければ実施できないこともあり、どうしたも直前になってしまいます。
実際は以下のようなスケジュールになりました。

出発29日前:引越しの打ち合わせ
出発14日前:赴任先アパートから荷物を発送(中国&自宅へ)
出発13日前:実家の荷物を発送&不用品処理を依頼

これを文字だけで記載すると全く伝わらないのですが、引越し業者の対応は平日で業務の調整が必要となり、立会いも両方自分がすることから赴任先と自宅の移動、そしてその後の残り数日の出張宿泊先がどうなるかまで表の中でスケジューリングしていました。

唯一失敗したかなぁ、と思い返すのは家族と過ごすのは「この日!」というのをきちんと決めておかなかった(記載していないかった)ことだと思いました。
お付き合いのあるあちこちへの顔出しはしていたものの、あとは準備に追われ家族とじっくりと向き合う時間はあまり取れていなかったことは良くなかったなぁと思っています。
記入事項は公私漏れなく記載が必要ですね!

それではまた!再見!

 

中国赴任のための手続き諸々<大使館指定病院での検診>

赴任前に人間ドックを受診していますが、これとは別に大使館指定病院での検診が要求されます。その名も「体格検査」。なんだか軍隊の入隊検査みたい笑。
私は関東在住でしたので、代々木の駅前にある、日中友好病院で受診をしてきました。

 

■何故ゆえこの検査が必要?
病院が指定されている理由ですがどうやら中国に入国した後の手続きをする際に、お墨付きの病院で検査をしたかどうかがポイントらしいです。
この指定?(推奨?)病院でないところで受診した結果を持っていくと、就業の許可を取得する過程でイチャモンがつくとかつかないとか。で、この病院で受けた結果で何か問題があった場合は全面的にサポートします!ということらしいです。

 

■そして検査当日
某月某日
希望日で予約をお願いしたのですが、日本企業の多くが赴任時期としているタイミングに重なることから受診者が多く希望日で受診できず自分の予定を調整して受診しました。
入ってみると、受診者の多くはこれから赴任するであろうと思しき人ばかり。スタッフは日本人も中国人いらっしゃいます。
一般の患者さんらしき人も一人、二人いたようですが、日本の方ではなく、中国人の患者さんですね。やはり言葉の通日両院で診て欲しいという心理から、この病院を訪れているのだと思います。

さてさて、検診が始まりました。内容はほぼほぼ人間ドックと一緒。
なぜこの検診が必要なんだ・・・って思ってしまうほど、人間ドックと丸カブリ。
検査は日本の人間ドックと同じでほどほどの人の待機状況で極端に待たされることもなく淡々と進んでいきます。エコーの検査では、持病の部位もしっかり指摘され、予想通りに進んでいきました。

最後に医師の診察もあるのですが、前から気になっている検査値の話をしたところ、
「あ、それは大丈夫ですよ」
とさっと流され、アドバイスとしては
「中国は油と塩分量に注意してね!太りますよ」
というものでした。

なんともあっさりしたもので料金は人間ドックの全額負担と変わらない3万円強でした。結果は宅配便で送付するのでということで、自宅宛の送り状を書いて終了。
実はこの「体格検査」検診項目は地域によって異なっており、料金は受診者で統一されたものではないそうです。

 

■後日検査結果を受領
一週間後、自宅に検査結果が配達されました。
封を切って、中を開いて驚き。結果資料は全て中国語記載でした。
また胸部X線写真も同封されています。

検査の所見も中国語で書き込んでありました。経過観察はあるが問題ない、という内容。
他の項目もじっくり見てみましたが、人間ドックと明らかに違ったのは血液検査です。
なんと、HIVの検査もされていました。ほかにも他の感染症の項目がチラホラ。
中国の国家としてキケンな人は入国させたくのだな、という意思を感じました。

この体格検査資料を最初の入国のためのビザを作成するために提出し、申請作業に入ってもらいます。体格検査以外の資料も一式で揃わないと手続きが出来ないとの事で、提出期限に向けてはこの後もあちこち駆け回ることになります。

 

それではまた!再見!